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一度は読んでみてほしい『復讐』をテーマにした物語 【小説家になろう】

因果応報・自業自得。

私はけっこう好きな言葉です。

そして大人になってから……
歳をとればとるほどに、肌で理解できるようになった言葉ですね(笑)

今回は『復讐』をテーマにした作品、いわゆる復讐モノをまとめました。

どれも素晴らしい作品なので、ぜひ手にとってみてください。

カルマの塔

作品名:カルマの塔

作者名:富士田けやき 様

文字数:1,728,270文字(完結済 続編あり)

書籍化:なし

【あらすじ】

ある王国のスラム街の一角に貧しい姉弟が住んでいました。

貧しい生活ではあるものの、姉と弟は仲睦まじく、そこには少しばかりの幸せと呼べるものがありました。

しかし、ある日姉は貴族に買われていってしまいます。

引き離された姉の幸せを願う少年でしたが……。そうして主人公は、初めての『業(カルマ)』を背負います。

【レビュー】

主人公は成長していきます。心も体も。復讐から信念へ。

そうして己の成すべきこと。『業(カルマ)』の先にある道を探します。

個別に全力でレビューを書いています。詳しくはこちらから

再臨勇者の復讐譚 ~失望しました、勇者やめて元魔王と組みます~

作品名:再臨勇者の復讐譚 ~失望しました、勇者やめて元魔王と組みます~

作者名:夜之兎/羽咲うさぎ 様

文字数:898,456文字(連載中)

書籍化:あり

【あらすじ】

世界を救うために異世界から召喚された主人公。

仲間たちに裏切られ滅んだはずが、未来の世界に再び召喚されてしまいます。

勇者は決意します。必ずかつての仲間たちに復讐することを。

【レビュー】

元魔王と一緒に相手を陥れ、鮮やかに復讐を果たしていく姿はとても爽快です。

元魔王は、とある事情から本調子ではありませんが、それでも強いしカワイイ。本作唯一のオアシスです。癒されます。

そして勇者の仲間であったリューザス。ただの小物かと思いきや、意外や意外。話が進むにつれ、過去の真相についても明らかになっていきます。

とても熱い展開に目から汗が……まさかリューザスに泣かされるとは思いもしませんでした(笑)

物語は復讐をテーマにしていますが、決して陰鬱なものではありません。章毎にしっかりと完結しており、読了後の後味もスッキリさわやか。おすすめです!

願わくばこの手に幸福を

作品名:願わくばこの手に幸福を

作者名:ショーン田中 様

文字数:834,993文字(連載中)
書籍化:なし

【あらすじ】

世界を救う旅に同行する凡庸な主人公の役目は雑用や索敵、夜の番ばかり。

失意と惰性の中で旅についていく主人公に影が忍び寄ります。

【レビュー】

凡庸な男の暗い情念にも似た想いが、過去を、歴史を、そして周りの人間たちを変えていきます。

そして主人公自身すらも。ただの凡愚から稀代の英雄へ。

主人公も勇者もヒロイン達も。様々な感情に翻弄されながら、それぞれの生き方を模索します。それは時に歪んでいたり、狂って見えます。

しかしそれが人間が持つ本来の感情であることも自然と理解できてしまう。なんとも人間味に溢れた登場人物ばかりで、興味の尽きない作品です。

二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

作品名:二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

作者名:木塚ネロ 様

文字数:809,023文字(連載中)

書籍化:あり

【あらすじ】

魔王を倒し、平和になった世界で無用の長物となった勇者が仲間たちから消されてしまう話。

そして『チュートリアル』は終了し、復讐という名の『本番』が幕をあけます。

【レビュー】

私が『小説家になろう』で初めて読んだ復讐モノ作品。とても衝撃を受けたのを今でも覚えています。

一に復讐、二に復讐……巧みな心情描写とあの手この手を使った復讐にページを進める手が止まりません。

盾の勇者の成り上がり

作品名:盾の勇者の成り上がり

作者名:アネコユサギ 様

文字数:3,545,812文字(完結済)

書籍化:あり

【あらすじ】

裏切られ、すっかりやさぐれてしまった盾の勇者の成り上がりの物語です。

盾の勇者の名の通り、攻撃力は皆無。そんな主人公が復讐のために取った手段は?

【レビュー】

序盤の怒涛の展開、物語の中へ引き込む力は本当に素晴らしいと思います。

虐げられた人間が努力を積み重ねて、他人を見返す王道でシンプルな行動原理は、ストレートに心に響きます。

アニメ化もされるみたいです!『小説家になろう アニメ化される予定の作品まとめ 2018年~』はこちらから

インスタント・メサイア

作品名:インスタント・メサイア

作者名:田山 翔太 様

文字数:785,836文字(一部完 二部連載中)

書籍化:あり

【あらすじ】

魔族に全てを奪われた青年が、魔族の下僕になり復讐を遂げようとする物語。

【レビュー】

『プロローグ』の時点で物語に惹き込まれました。

まさしく『狂気』の物語。愛情と憎悪。どこからどこまでが真実で本当のことなのか。

物語が進めば進むほどに、物語の行方も、主人公の心の行方分からなくなります。

ぜひ行き着く先はご自分の目で確かめてみてください。

ちなみにインスタント・メサイア2が引き続き連載されています!

まとめ 『復讐モノ』のポイントは主人公に感情移入できるか?

どうでしょう、好きな作品は見つかりましたか?

復讐モノのポイントとしては、
人公に感情移入できるかどうか。そこが一番大きいのかな、と私は思います。

復讐するに足る理由』がなければ、ただの人殺しになりかねません。

主人公)おやつのプリンを食べられたから復讐するんだー(´・ω・’)

これでは誰も主人公に感情移入できませんよね……いや、それはそれで異彩を放つ作品になるかも!……ないですね(笑)