2016年。VR元年と呼ばれ話題になりました。
今回紹介しているような作品のゲームが登場するのは、いつになるのでしょうか?
ぜひプレイしたいものですが、私が生きているうちに発売されるかは……(笑)
では紹介していきます!
目次
この世界がゲームだと俺だけが知っている
作者名:ウスバー 様
文字数:1,454,863文字(完結済)
書籍化:あり
【あらすじ】
バグ満載の、とあるVRゲームの熱狂的なプレイヤーである主人公。
ゲームの中へ飛ばされてしまいますが、そこは勝手知ったるゲームの世界です。
ありとあらゆるバグを使いこなし、『奇剣使いソーマ』として名を馳せていきます。
【レビュー】
ゲームが好きな人なら間違いなく楽しめる作品。
私も小さいころからゲームが大好きなので、『あぁ、こんな展開あるあ……ねーよw』と思いながら、非常に楽しめました(笑)
バグを上手いこと利用した斜め上の展開と解決方法は、驚きと笑いの連続です。伏線の張り方も展開の運び方も一流ですが、コメディ作品としてみても本当に面白い。
ライトでポップな文体の中に、確かな知性と笑いのセンス、そしてゲームへの愛が見え隠れする名作です。
ログ・ホライズン
作品名:ログ・ホライズン
作者名:橙乃ままれ 様
文字数:2,083,148文字(連載中)
書籍化:あり
【あらすじ】
MMORPG『エルダー・テイル』と酷似した世界へ転移してしまった主人公。
秩序を失った世界でギルドを設立し、仲間たちと共に生きていく物語です。
【レビュー】
2013年にアニメ化された作品で第二期まで放送されています。放送はまさかのNHK(笑)
主人公のクロェシロエがサポート職であるため、物理的なオレtueee展開はありません。
未知なる世界への順応。ゲーム内での新たな秩序の構築。未知の世界に対しての、本作ならではのアプローチが魅力的な作品です。
『小説家になろう アニメ化した作品一覧』でも紹介しています。
ちなみに同じ作者様の『まおゆう』もアニメ化されています。異世界経済をテーマにした作品ですがこちらもオススメです!
くま クマ 熊 ベアー
作品名:くま クマ 熊 ベアー
作者名:くまなの 様
文字数:1,987,492文字(連載中)
書籍化:あり
【あらすじ】
VRMMOが大好きな引き籠り少女(可愛いは正義)
大型アップデートでクマさん装備をゲットしてしまった主人公は、そのままVRMMOの世界に引き込まれ、出られなくなってしまいます。
そして、手に入れた(かわいい)クマさん装備一式。とんでもないチート性能を誇るのですが……
【レビュー】
タイトルからしてアレですが……クマ推しです。くまでチートなほのぼの異世界ライフです……以上!
それだけと言ってしまえば、それだけなのですが、それがまたクセになる作品です。
頭をからっぽにして楽に読みましょう。疲れたときに是非。
『少女』が主人公のオススメなろう作品まとめでも紹介しています。
オーバーロード
作品名:オーバーロード
作者名:丸山くがね 様
文字数:1,153,921文字(前編は完結済 後編連載中)
書籍化:あり
【あらすじ】
DMMORPG『ユグドラシル』
一大ブームを巻き起こした体感型MMOは、静かにサービス終了を迎えようとしていた。
しかしサービスが終了しても仮想の世界は消えず、ログアウトできず。困惑する主人公にNPCである執事が語りかけます。
【レビュー】
アニメ視聴済です。侍らせているのが人間ではなくNPCのため、変な嫌悪感や違和感がなく、すんなりと作品に入り込めました。
話の引きが上手く、次の展開がとても気になった覚えがあります。
アニメ版と原作版は、ところどころ異なる部分があるので二度楽しめる作品です。
『小説家になろう アニメ化した作品一覧』でも紹介しています。
まのわ ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~
作者名:紫炎 様
文字数:4,486,367文字(完結済)
書籍化:あり
【あらすじ】
人気ゲームに似た世界で主人公の少女が『魔物のスキル』を駆使して生きていくお話です。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
【レビュー】
あっちへいったり、こっちへいったり。
いつか完結するのかなー?と思っていたら、完結してしまった作品です(笑)
少女たちのドタバタ冒険劇は、柔らかい文体のためサクサクと読み進めることができます。
が、しかし。よく読んでみると伏線だったり、感情描写だったり、心の琴線に触れる部分がところどころにあります。
ちなみに『気の抜けた炭酸ジュースのような、幸せな日々』そんな後日談が大好きです。
シャングリラ・フロンティア
作品名:シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
作者名:硬梨葉 様
文字数:1.106.022文字(連載中)
書籍化:なし
【あらすじ】
クソゲーをこよなく愛する少年が、あることをきっかけに大衆が認めた神ゲーに挑みます。
物語はそんな主人公が神ゲーのスペックに恐れおののきながらも、自身のプレイヤースキルを駆使して冒険するところから始まります。
【レビュー】
設定の練り込み方に執念すら感じる作品です(笑)
緊張感のあるバトルシーン。切れ味鋭いギャグシーン。
全体的にハイレベルな作品というか、いろんな要素が絡まり合った結果生まれた傑作といった感じの作品です。
まとめ 『VR MMO』が人気な理由とは?
『VR MMO』をテーマにした作品は『小説家になろう』の中でも異世界転移・転生に次ぐ人気を誇ります。
これら二つのジャンルに共通する一番大きな点は
・独自の世界を創生することができる
これに尽きるのではないでしょうか?
作者の数だけ世界が作られ、そこに物語が生まれる。
『世界』を定義(設定)することは、不都合・不整合なく、それぞれのニーズに合わせた展開を可能にします。
ご都合主義と呼ばれる展開も、事前に世界の設定から作り込んでしまえば、端から見て、そうだとは気付かれないのではないでしょうか。
ゆえに「VR MMO」というジャンルは、整合性を取りつつも自由かつ奇抜な展開を可能にできる汎用性の高いジャンルとして作者にも読者にも人気があるのだと思います。