私は10年以上、金融機関で働いています。
ふか子
ふかふか
そして悟ったことが一つあります。
それは『お金』の使い方には2種類しかないということ。
- お金を貯めて、お金を使う(貯金して買う)
- お金を借りて、お金を使う(ローンで買う)
お金の使い方は、究極的にこの2つ以外にありません。
例外なく誰しもがこのどちらかに当てはまります。
これを見て当たり前のことを言っていると思いましたか?
頭で理解するのは、確かに簡単な内容です。
しかし私は自分でこの事実に気付くまで、けっこうな時間を要しました。
そして当たり前だと思うような内容だからこそ、逆に一度は考えてほしいんです。
私は『当たり前のことを考える』ことって意外と重要だと思います。
貯金して買う場合と借りて買う場合
お金を貯めて買う。
お金を借りて買う。
ずっと続けると、どんな違いが生まれてくるのでしょうか?
ふか子
ふかふか
貯めたお金で欲しいものを買う人
分かりやすく車を例にして考えてみましょう。
Aさんは、お金を貯めて100万円の車を買いました。
事故や車を酷使しなければ、10年は同じ車に乗れるでしょう。
そして10年間同じ車に乗っている間に、また100万円を貯めました。
そして10年後、欲しい車が発売されたときに新しい車を購入しました。
そうすると……
貯金する⇒車を買う⇒貯金する⇒車を買う⇒以下ループ
というサイクルが出来上がります。
そうするとAさんは車を買う際にローンを組む必要性は発生せず、無駄な利息を払わなくてすみます。
お金を借りて欲しいものを買う人
では、次にBさん。ローンを組んで、借りたお金で100万円の車を買いました。
金利を3%と仮定して、10年間でローンを返済していくとだいたい15万円くらいの利息がつきます。
お金を借りる⇒車を買う⇒返済する(+利息)⇒お金を借りる⇒車を買う⇒返済する(+利息)⇒以下ループ
つまり同じ100万円の車を買うにしても、ローンを組んで車を買った人のほうが、支払いが15万円も多いのです。
このループが続けば、10年で15万円、20年で30万円も利息を払うことになります。
ふか子
ふかふか
貯金をするには、最初が肝心
貯金して買うというサイクルを生み出すためには、最初が肝心です。
Bさんのように車のローンを支払いながら、次の車を買うために貯金するのは、なかなかに大変です。
働くうちに新しく家族ができ、住宅ローンや教育ローンを背負ったりするとなおのこと。
お金を貯める余裕なんてなくなります。
ですので、そうなる前に。
若いうちに、養う家族がいないうちに。
お金を貯めて欲しいものがあれば、貯めたお金で買うというサイクルを作ることが重要になるのです。
最初は我慢が必要
働くようになると、割と簡単にクレジットカードを作ったり出来るようになります。
クレジットカードは必要なものだと思いますが、無計画な乱用は控えましょう。
お金を貯めましょう。
そして貯めたお金で、身近なところでいえばパソコンや家電、そして車などを買えばいいと思います。
私は車や家のローンの相談を受ける立場です。
まだ働いて1年も経ってない若い人が300万の車のローンを申し込みにくることも少なくありません。
もちろん車のローンを借りにきてくださる大切なお客様なので、申込の受付は喜んでさせていただきます。
ふかふか
ふか子
この記事が少しでも今後の生活の役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。