実家に帰ったときに両親のノートパソコンを使わせてもらったのですが、起動するのに5分以上かかってビックリ。パソコンが立ち上がったときには、なにを調べようとしていたのか既に忘れてました……。
ふかふか
母親が言うには、最近はパソコンの調子が特に悪いということで、買い替えようと思っている。でも値段や性能など、どのようなパソコンに買い替えればいいか分からない。
ですので、ぼくが両親にどのようなパソコンが必要なのか、要望とニーズを聞きとって、シニア向けのおすすめパソコンを厳選して紹介することにしました。
目次
両親(60歳以降のシニア世代)からは「こんなパソコンがいい」との要望
まず両親がどの程度パソコンを扱えるかというと
- インターネットで検索して、調べ事は一通りできる
- ワードは使える。エクセルはほとんど使えない
- セキュリティソフトの必要性は理解している
- 年賀状ソフトを使って、毎年年賀状を作成している
両親を見ていると大体こんな感じで、パソコンに関してそれなりの知識と応用力は持っています。
年始年末に実家に帰ると、いつのまに年賀状ソフトを使って年賀状を出していたので、基本的な操作や機器の接続方法などはしっかり理解している様です。
次に親からどのようなパソコンが欲しいか聞いたところ
- 持ち運びできるほうがいい
- 見やすいほうがいい
- 値段は安いほうがいい
- 性能は高くなくていい
- ネットサーフィンができればいい
- 退職したのでワードやエクセルは使わない
両親からのリクエストはこんな感じでした。
まとめると画面が大きな安いノートパソコンがいい。ネットでサイトやYouTubeくらい見られれば充分とのことです。
ふかふか
両親(60歳以降のシニア世代)が必要とするパソコンのスペックをまとめました
では、どのパソコンを両親に選ぶのか?を決める前に、両親が必要としているパソコンのスペック(能力)を考えてみます。
ノートパソコンかデスクトップパソコンか
まずはノートパソコンかデスクトップパソコンかですが、両親からはリビングで使ったり寝室で使ったりするので、持ち運びできるノートパソコンがいいとのことでした。
ポイントとしては、高齢になればなるほど、移動が大変になるので、出来るだけ軽いノートパソコンを選びたいところです。
画面の大きさは?
最近のパソコンは、画面の解像度(画質)が上がり、小さな文字でもくっきりと見えるようになりました。きれいに見えるようになった反面、お年寄りには小さい文字が見づらく、長時間パソコンを使うと目が疲れやすいという弊害も生じています。
画面が大きいパソコンを選べば、自然と画面に表示される文字も大きくなるので、なるべく画面が大きなパソコンを選びます。
画面はグレアかノングレアか?
画面(モニター・ディスプレイ)には2種類あります。
一つはグレア。画面に光沢があり色鮮やかな画質を提供してくれます。家電屋さんでパソコンを見て「画質いいね、とってもきれい」と思うのは、だいたい『グレア』です。
反対にノングレアは、光沢がなく、あまりパッとしません。
このように聞くと「じゃあグレアのほうがいいじゃない!」となりますが、実際に家で長時間パソコンを使うと、どうでしょうか?
グレアは華やかな映像を提供してくれる代わりに、目がとても疲れます。反面ノングレアは、グレアに比べると目が疲れ辛く、長時間パソコンを使用するのに向いています。
ですので、家でまったり使いたいというニーズを考えると、今回のケースではノングレアのほうが適切だといえます。
ふかふか
CPUとは?
CPUって?メモリって? 少し難しい言葉のように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
簡単にいうとCPUというのは『パソコンの頭脳』に相当する部分です。
ふかふか
CPU | 性能・用途 | 値段 |
Core i7 |
高性能 3Ðゲームや動画・画像編集をする本格的にパソコンを使うプロ向け、一般人には必要ありません |
高い~とても高い |
Core i5 |
普通 業務レベルの実務に耐え、複数の作業を同時に行えるため、事務・経理などの仕事で使う人向け |
普通~そこそこ高い |
Core i3 |
それなり ネットを見たり、動画を見るには十分。プライベートで使う人にオススメ |
そこそこ安い~普通 |
Celeron |
低い ネットやワードだけなら問題ないが、同時に作業をすると動作が遅くなったりとイマイチ |
安い |
上記の表のとおり、シニア世代がプライベートで使うならCore i3をオススメします。Core i5ほどの性能は必要ありませんし、お値段も上がります(1~2万円くらい変わります)
ふかふか
逆に性能の低いCeleronは、使用中に動作が遅くなったり、止まったりとストレスを感じる場面があるので、オススメしません。
なお同じCPUの中にも新旧で性能に違いはありますが、今回はハイスペックなパソコンを求めているわけではないので省略させていただきます。
メモリとは?
こちらも専門用語のメモリ。2018年時点のノートパソコンで主流なのが、4GBと8GBです。
ふかふか
分かりやすく説明すると、メモリが大きいほうが、複数の作業を平行して行ったときにスムーズに動きます。カクついたり、遅くなったりしません。
音楽を聴きながら、ネットで資料を探しつつ、会計ソフトでグラフを作成する、本格的に作業をする場合は8Gをオススメします。
しかし年配の方は、仕事レベルで同時に作業をすることはないでしょうから、2GBでは少し心許ないですが、4GBもあれば充分だと言えます。
その他の必要なスペックは?
その他について、DVDドライブ(DVDを読み込む装置のこと)は必要です。というか必須です。DVDで動画を見なくても、ソフトをインストールしたり、更新したりするのに必要なので、DVDドライブがついたパソコンを選びます。
ハードディスクの容量(保存できるデータの総量のこと)については、最近のノートパソコンはそこそこの容量を誇ります。加えてUSBメモリなどのデータ保存媒体があるので、重要度は高くありません。
つまり、両親(シニア世代)に適したパソコンのスペックをまとめると
- ノートパソコン
- 軽量で画面が大きい
- CPUはCore i3で充分
- メモリは4Gで充分
- DVDドライブ付き
このようなパソコンを両親は必要としています。
両親(60歳以降のシニア世代)にオススメするパソコンを具体的に選びました
さっそくいろいろ調べて、両親のニーズに合致するパソコンを具体的に選びました。
ふかふか
Lenovo V510
LenovoのV510。当初は3種類くらい候補を提案して、両親に勧めようと思っていたのですが、こちらのパソコンを全力でおすすめすることに決めました。
- 価格が他社に比べると1万円くらい安い!
- 15.6インチでノングレアの液晶!
- 約2.2kg コンパクトでスマートなデザイン!
- CPUはCore i3!メモリは4G!
- DVDドライブや他のインターフェースもばっちり!
- 一年間の引き取り修理の保証つき!
ふかふか
特に目新しい点はなく、特徴がないのが特徴ともいえる平均的な性能です。逆にいえば、粗がなく汎用性に富んでいるとも言えます。両親のネットサーフィンや動画視聴といった使用目的には充分な性能のノートパソコンです。
画面が大きいため、2.2kgとノートパソコンの中では軽くはありませんが、家の中でしか使わないことを考えれば問題ないと判断しました。
Lenovoというメーカーのパソコンなのですが、実際に現在ぼくが使っているメインのデスクトップパソコンもLenovo製です。
昨年まで使っていたパソコンもLenovo製でした。5年以上、毎日使っても壊れなかったので、Lenovoというメーカーを信頼しているのも選んだ要因の一つです。
まとめ さっそく両親にLenovo V510をオススメしました
というわけで、両親に快適なネット生活を送ってもらうべく、電話でLenovoのV510をおすすめしたところ
ふか子
との返答がかえってきたので、さっそくLenovoのホームページで注文しました。